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※ 前回までの状況(トレーナとポケモン) 梓 ゆい ハッサム デルビル 澪 ゼニガメ 律 ヒトカゲ ムギ フシギダネ 純 うい 注 一部残酷な表現(?)もあるかもしれないから注意 梓が主人公だからです 以下、おつきみやま編 「ロケット団との死闘・後編」投下 「………はあ………はあ。ここまでくれば、大丈夫ですかね」 私達はなんとか、おつきみやまの洞窟に逃げ込みました。 「大丈夫?」 ゆい先輩は傷ついたイーブイを心配そうになでています。 「どうですか、イーブイの様子は?」 「気絶してるよ。とっても、辛そうだから早く治してあげなきゃ」 「そうですね。ちょっと待って下さい」 私はリュックの中から、きずぐすりを取り出します。 「ちょっと、痛いかもしれないですけど、我慢してくださいね」 私はイーブイの傷口にきずぐすりを塗ってあげます。 「これで、簡単に治しましたけど、やっぱりポケモンセンターには行きたいですね。せめて、もう少し、きずぐすりがあればよかったんですけど」 「ちゃんと、準備しなきゃだめだよ、あずにゃん」 「……ゆい先輩の服を買ったり、おやつを買ったりして、お金がきつかったんですけど、ゆい先輩がそういうなら、それを削って、準備のお金に回しますね」 「こういうのは必要最低限にしとくべきだよね、うん」 「まあ、そんなことより、これから、どうしますか」 「どうしよっか」 「………ブイ」 「あ、目を覚ましたよ、あずにゃん」 「ブイ」 「助けてくれてありがとう、だって」 「それはいいんですけど、どうして追われてたんですか?」 「ブイブイ」 「ボクはある研究所で実験材料にされていて、それが嫌で逃げ出してきたんだって」 「実験材料?」 「ブイブイ」 「ボクの首に風呂敷みたいなものが巻かれてましたよね?」 「そういえば、ありましたね」 ここまで逃げて来た時に外してあげたけど、そういえば、何か入ってたような気がします。なんで、確認しないんだっていうと、イーブイの治療が先だったからです。私はリュックからその風呂敷を出してみます。すると、中から、石が3つ出てきました。この石は……?! 「この石ってなんなの、あずにゃん」 「この石は、ほのおのいし、みずのいし、かみなりのいし、といって、ポケモンを進化させる不思議な石なんです」 「なるほど~。私も進化するかな?」 「試してみますか」 それぞれの石をゆい先輩にあててみますがまったく効果はありません。 「何にも起きないね」 「そうですね」 「ブイブイ」 「話を続けてもいいですか、だって」 「すいません。続けて下さい」 「ブイブイ」 「ボクはたくさんの進化の可能性があるのは知ってますか?」 「そういえば、そんな話を聞いたことがあります」 「ブイブイ」 「ボクはそのいしを使えば、サンダース、シャワーズ、ブースターになることができます。でも、本来なら、1つに進化させればおしまいです。そうなの、あずにゃん?」 「そうです。だから、進化のいしを使う時は慎重にしないといけないんです」 「ブイブイ」 「でも、ボクの体は1時間しか進化できないんです」 「え、それって……」 「ブイブイ」 「つまり、ボクはさっき言った3匹のどれに進化したとしても、1時間しかできず、この体、つまり、イーブイに戻ってしまうのです。その力を得るためにたくさんの実験をされました。その結果、僕の仲間もたくさん死にました」 「そんな……」 ポケモンを実験材料にして、こんなひどいことをするなんて、許せません。 「でも、すごい力だね。うらやましいなあ」 「ちょっ、ゆい先輩」 「だって、この力があれば、いろんないい事にもつながるよ。例えば、えーと、この子、1匹で、電気や炎、水も使えるってことでしょ?光熱費がかからないってことだよね。私にはできないことだよ」 「それはそうですけど……。でも、この子は身勝手な人間のためにこうなったんですよ」 「たしかに、そうだけどさ。でも、怨んだって、力がなくなるわけでもないし、そんなの楽しくないよ。だから、この力をいいことに使えるように考えたほうがいいよ」 「!?」 「間違ってはいませんけど」 「ねえ、私達の仲間にならない?あの人達みたいにはしないよ。あずにゃんはいい子だし。あずにゃんのことが信じられないなら、私を信じなよ。これでも、ポケモンだからね」 「ゆい先輩……」 …… 「くそっ。どこ行った、あのガキ共」 「こうなったら、俺等が最初に捕まえて、じっくり味わおうぜ」 「!? まずいです。奴らが来ました。逃げないと……」 「そうだね」 私達は急いで逃げようとしたところで…… ツルッ。 「イテッ」 ゆい先輩が転んでしまいました。 「大丈夫ですか、ゆい先輩」 「なんだ、そこにいたのか」 「探したぞ、ガキ共」 さっきの音を聞きつけた、先ほどのロケット団員2人が立っていました。 「さっきのようにはいかんぞ」 ロケット団の2人は、アーボック5匹とマタドガス5匹を連れています。……なんで、こんなに偏ったメンバーなんでしょうか。……なんて、考えてる場合じゃありません。 「来て、デルビル、ハッサム」 「デルビル」 「ハッサム」 「ゆい先輩、デルビルとイーブイを連れて先に進んで下さい」 「え、でも、あずにゃんは?」 「私はハッサムと一緒にここで奴らを食い止めます」 「……でも」 「心配しないで下さい。きっと、無事に戻ってきます」 「……あずにゃん。なんか、ドラマとかの主人公とヒロインみたいだね」 「馬鹿なこと言ってないで、サッサと言ってください」 「馬鹿が。逃がすかよ」 アーボックがゆい先輩に襲い掛かります。 「ハッサム。ゆい先輩を守って。早く行って下さい」 「うん。サムちゃん、あずにゃんを頼んだよ~」 ゆい先輩はイーブイを抱えて、デルビルに跨って奥に逃げて行きました。 「行きましたか。行くよ、ハッサム」 「おもしれえ、1匹でどこまで、持つかな」 「いけ、お前達」 ―――― 私はビル太とともにおつきみやまの洞窟の出口に向かって、走っていた。ここは、人がよく来るらしく、洞窟内でも、電灯で明るい。 「大丈夫かな、あずにゃん。……ごめんね、ルビ太。2人(?)は重いよね」 「デルビル(これくらいなら、大丈夫です)」 「頑張ってね。君も大丈夫?」 「ブイ(負担になって申し訳ありません)」 「そんな謝り方しないでよ。当然のことをしてるんだし」 「デルビル(!?)」 「わっ。急に止まらないでよ。どうしたの?」 「デルビル(気をつけて下さい。すでに敵がいます)」 「えっ」 私が前を見ると、胸にRって書いた服を着ている、3人組の姿がいました。周りには、アーボック6匹とマタドガス6匹とベトベトン6匹を連れています。……この人達ってこれしかポケモンないのかな? 「くっくっくっ。嬢ちゃん達、サッサと、降参しな」 でも、ピンチにかわりない。 「あれ?もう、1人のお嬢ちゃんがいねえな」 「もしかして、もう、取られちゃったか」 「残念だな~、初めはおれが奪いたかったが」 「まあ、いつでも、できるだろ。なにせ、もうすぐ、俺達の玩具になるんだからな」 「あ、あ、あずにゃんにひどいことするの?」 「あずにゃん?あのお嬢ちゃんのことかい。そうだねえ、お嬢ちゃんが素直にイーブイを渡したら、何もしないでもいいかな」 「い、いやだ。イーブイは渡さないよ。それにあずにゃんにも手を出させないよ」 「まったく、聞き分けのないガキだな。大人を困らせちゃ駄目だよ」 1人のロケット団員が近づいてきます。ど、どうしよう。 「デルビル」 「ルビ太!!」 そのロケット団員にたいして、デルビルがたいあたりを仕掛けました。 「ルビ太、ありがとう。よし、あずにゃんを守るために一緒に頑張ろう」 私は、ギー太を持った。いつものように、ゆいぐるみを出してもいいんだけど、あずにゃん分の消耗が激しいからね。 「やりやがったな、ガキ共。アーボック、かみつけ!」 「いくよ、デルビル。私の力を分けてあげるから」 「デル」 「いっくよ~、ゆいちゃん真拳協力奥義『ふわふわタイム』」 「デルビル」 「なんだ、デルビルの体からオーラが……!?」 「いっけー、ルビ太」 「デル」 ―――― 「……はあ……はあ」 「大丈夫ですか、ハッサム」 ハッサムは相手がどくタイプということもあり、なんとか、6体を倒すことができました。(はがねタイプにどくタイプの攻撃は効果なし) 「チッ。ならば、アーボック。まきつけ」 「シャーボック」 アーボックは疲れているハッサムの隙をつき、巻きつきます。 「でも、はがねタイプにその技は」 「関係ねえ、おい」 「ああ」 2人組みは私に近づいてきます。 「な、なんですか」 「この方が手っ取り早いだろ」 「くく、観念しろよ」 「……なんて、下劣な」 「ハッサムーーー」 ハッサムは怒りの表情を浮かべて、巻きついてるアーボックを力任せに両手で引き裂いた。 「ハッサム」 ハッサムは引き裂いた、アーボックの返り血を浴び、怒りの目で、ロケット団の2人を睨みつける。 「くそっ。アーボック」 「マタドガス」 残りの3匹がハッサムに襲い掛かります。でも、ハッサムは冷静に手をそいつらに向け、エネルギーがその手に集まっています。これは…… 「ハッサム」 ハッサムはそいつらにはかいこうせんを繰り出しました。 「馬鹿な!?」 「また、こんな奴らに……」 ハッサムのはかいこうせんは3匹とともにその2人組も巻き込んでしまいました。 「……はあ……はあ」 まともにくらった、3匹はもちろんのこと、あの2人もノックアウト状態ですね。自業自得です。 「ありがとうございます、ハッサム。少し、休んでいて下さい」 私は、ハッサムをボールに戻し、ゆい先輩を追って奥に走りました。 ―――― 「デルビル」 「べトーベートーン」 「……はあ……はあ、やったね、ルビ太」 ルビ太は私の歌で力をアップさせたおかげでなんとか、9体は倒せた。後、半分だ。 「後、半分だよ。もう少しだから、頑張って、ルビ太」 「デル」 「さあ、続き行くよー。……あれ?」 ガクッ。 私は次の曲を引こうとしたんだけど、ひざがガクッとなって、膝をついてしまった。こ、こんな時に、あずにゃん分が……。で、でも、私がここで倒れたら、イーブイだけじゃなくて、ルビ太も……。 「やっと、鳴り止んだか。また、出されると厄介だ。サッサと仕留めろ、アーボック」 「シャーボック」 アーボックが私に襲い掛かってきます。……うう、ルビ太はマタドガス達に足止めされてるし、ブイ太は怪我で動けない。まさに、絶体絶命だよ~。 「殺すなよ、アーボック。こいつの力は面白い。研究しだいで我々の力になるかもしれないからな」 「シャーボック」 「……うぅ、助けて、あずにゃ~ん」 「いけっ、ハッサム」 私がなんとか、ゆい先輩達に追いつくと、ゆい先輩がアーボックに襲われそうになっているので、急いで、ハッサムを出しました。 「ハッサム、バレットパンチ」 「ハッサム」 「サムちゃん!!」 ハッサムはそのアーボックをふっ飛ばしました。 「うぅ~、あずにゃ~ん」 ゆい先輩はぎゅう~と抱きついてきます。 「私ね、頑張ったよ。ルビ太と協力して、半分をやつけたんだよ」 「そうですか。よくやりましたね」 ナデナデ。 「えへへ~」 「デル!!」 私達がのんきにしていると、バーンと、デルビルがアーボックに叩きつけられてしまいました。 「こんなことをしてる場合じゃありません。ゆい先輩は下がって……」 「大丈夫だよ、私は。今ので十分にあずにゃん分が溜まったからね。皆、下がっていいよ。後は私がやつけてあげる」 「……分かりました。戻って、デルビル」 私は、デルビルをボールに戻しました。 ――― 「なんだ、無事なのか」 「ってことは、おれらにもチャンスがあるってことか」 「だが、あいつらは強いぞ」 「へっ。こっちは後9匹だ。オラ、サッサとトドメをさせ」 「私とあずにゃんがそろえば、無敵なんだよ~。出てきて、ゆいぐるみ」 ポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポン。 「ゆい先輩。さっきの技は出さないで下さい。爆破したら、洞窟なので、危ないですから」 「分かってるよ。あずにゃんは何の曲がいい?」 「何がいいって言われても、どんなのがあるか分かりませんですけど。じゃあ、とりあえず、ういを倒した技で」 「分かったよ~、ミュージックスタート(GO!GO!MANIACを想像して下さい)」 ゆい先輩のぬいぐるみがいつも通りに敵に群がっていきます。 「これが報告にあった、ぬいぐるみの攻撃か……!?」 「おれらにも群がってきてるぞ」 いつ見ても、すごい光景ですね~。ぬいぐるみとはいえ、ゆい先輩がたくさん群がっているんですから。私に群がったらどうなるんでしょうかね。皆が『あずにゃん、あずにゃん』って言って。って何考えてるんでしょうかね。 「さあ、皆、3列に並んで~。ゆいちゃん真拳奥義『突撃☆ゆいちゃんパレード』」 ゆい先輩の号令で3列に並び、ぬいぐるみはういの時よりも早く、敵に突っ込んでいきます。 「ギャ-‐--‐--------」 「糞がーーーーーーーーーーーー」 「覚えてろよーーーーーーーーーー」 三人のロケット団員も巻き込み、全ての敵を粉砕しました。訳の分からない技ですけど、威力は抜群ですね。 「さ、今のうちだよ」 「はい。行きますよ、ゆい先輩、イーブイ」 私はハッサムをボールに戻し、2匹(?)を素早く抱きかかえて、出口の方角に向かって走ります。 「こっちでいいの?」 「多分そうだと思います」 私は、全力で走り抜けました。もし、ゆい先輩とのんびり行ってたら、多分、1日じゃ無理でしたね。なんて、頭の片隅で考えてたら、太陽の光が見えてきました。 「あずにゃん、出口だよ」 「はいです」 私は限界が近い体に気合を入れ、出口を駆け抜け、おつきみやまの洞窟を抜けました。よし、このまま、ハナダシティまで行って、ポケモンセンターに……。 「待ってたぜ、ガキ共」 「!?」 9
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ポケモングローバルリンク(PGL)登録するとできること 前作(B・W・B2・W2)版と同じIDで登録した場合の特典 注意(前作Wikiより暫定的に引用) タイムライン インターネット通信対戦 ポケマイルクラブ 過去の変更点 ポケモングローバルリンク(PGL) 『ポケットモンスター X』『ポケットモンスター Y』と連動するWebサイト。 前作『ブラック・ホワイト・ブラック2・ホワイト2』とは違った形でリニューアル。 本作よりPCのみならず、スマートフォンでもサイトを見ることができるようになった。 インターネット大会の情報はインターネット対戦を参照。 『ポケットモンスター X』『ポケットモンスター Y』版「ポケモングローバルリンク」オープンのご案内 登録するとできること ゲームシンクでPGLに冒険の記録を送ることができる。 インターネット通信対戦のレーティングバトルに挑戦できる。 ゲーム内の撮影スポットで撮ってもらった写真をPGLのトップページや写真一覧で見たり、世界中のプレイヤーに共有することができる。 前作(B・W・B2・W2)版と同じIDで登録した場合の特典 前作『ポケットモンスターブラック・ホワイト・ブラック2・ホワイト2』版(以下前作版)PGLと同じIDで『ポケットモンスター X・Y』版(以下本作版)PGLにゲームソフトを登録すると、前作版PGLのプレイ状況に応じた様々な特典が、本作版PGLのプレイデータに付与される。詳しくは他ソフトとの連動を参照。 前作版の「ポケモンドリームワールド(PDW)」で獲得したゆめポイントに応じて、「ポケマイルポイント」が貰える。 前作版PGLの各種コンテンツを遊び込んだ度合いに応じて、記念のメダルを付与。同じメンバーIDに登録しているソフトすべてのプレイデータの実績を合算した数が対象となる。 特典付与のタイミング、プレゼント対象の本作ソフト登録期限:2014年1月14日(火)16時(現行版PGLサービス終了時) X・Y版PGLへの特典提供タイミング:2014年1月末予定 注意(前作Wikiより暫定的に引用) 利用するにはポケモンだいすきクラブのアカウント(メンバーID)が必要。ポケモンだいすきクラブのメンバーIDとは別に、PGLニックネームも決める必要がある(変更・重複不可)。 アカウント1つにつき、登録できるソフト(ゲームシンクIDコード)はX・Y各1つずつ。一度登録したソフトは変更・削除ができない。 複数のアカウントに同一のソフトは登録できない。 パッケージ版の場合、3DS本体を変えてインターネットに接続すると一部データが失われる場合がある。失われる恐れがあるものはともだちコードやGBUのデータなど。(要検証) レポートを消去するとゲームシンクIDコードが変更される。PGLのアカウントに1度登録したソフトは変更や削除ができないため、PGLと連動させるには、新たにポケモンだいすきクラブのアカウントから登録し直す必要がある。 つまり、X・Yのレポートを削除する行為は、PGLアカウントを削除するのと同等の意味を持つ。 一通りプレイしてアイテム等を転送した後にレポートを消す事を想定している場合(いわゆる回収プレイ)は、PGLには登録しないか、別のアカウントを作ってそちら側に登録するなどしたほうがよい。 タイムライン ポケモングローバルリンクにゲームシンクをすると、それまでの自分の日々の冒険の記録が、タイムラインとして記録され、ひと目でわかるようになる。このタイムラインは、ほかのプレイヤーでも見ることができるように公開設定をしたり、一部のSNSサイトに情報を共有(シェア)したりすることができる。 インターネット通信対戦 インターネット対戦を参照。 ポケマイルクラブ 過去の変更点 2013年10月12日(土) X・Yの発売と共にプレオープン。ゲームソフトの登録(ゲームシンクID登録)受付開始。 2013年10月中 正式サービススタート予定。
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タイトル:ポケットモンスター バグズライブ(Bug s Live) ジャンル:むしタイプ暴走系RPG 改造元ROM:ポケットモンスター ファイアレッド ver.1.0 コンセプト:虫ポケ下克上 原作改変による意味づけと新たなストーリーの構築 氾濫するポケモンROM改造へのアンチテーゼ ……その他諸々 改造点:ストーリー、それに付随して各種イベント・スクリプト・セリフ 一部モンスター内部データ オリポケ数匹のグラフィック etc. 大まかに言えば、初代ポケモン(ファイアレッド)の世界観とストーリーをベースにして 自分なりのお話を作れたら、という二次創作的な改造です。 そして今回は「むしタイプ」に視点を向けつつ、ロケット団の動きやキャラクターたちの 立ち位置を崩さないままで(性格などは大きく変わるかもしれないけれど)、 一つのストーリーを作り上げています。 注意 むしタイプのポケモンしか捕獲できないようになっています。 出現・捕獲できる虫ポケは第三世代(FR/LG)までです。 虫ポケの進化レベル・わざ・使用可能わざorひでんマシン・とくせい・タイプ・種族値その他諸々を変更しています。 いわゆる「伝説」的な位置にオリポケを設定しています。ストーリーに大きく絡んでくる上、強キャラ扱いです。 ジムリーダーなどの主要キャラクターの性格・行動が、わりと変更されています。 マップは変わらないのに進むルートが大きく変更されている不可思議な仕様です。ジムリーダー攻略の順番もそれに合わせて変わっています。 「なみのり」が可能な虫ポケがあまりに少なすぎるため、わざ自体を変更しています。 第四世代のわざを一部流用しています。 ナナシマは無視し、カントー攻略時点でエンディング扱いとさせていただきます。
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デルビルの体が光り輝き、デルビルの体が変化していき、輝きが収まると、ヘルガーになりました。 「やりましたよ、ゆい先輩。デルビルはヘルガーに進化しました」 「へー、これがヘルガーなんだね。とっても、可愛いね」 これが可愛い?うーん、それはどうでしょうね。 「ガルーラ」 片方の手に、傷を負った、ガルーラBが対峙します。そして、ヘルガーがBの傷ついた手に、ほのおのきばを繰り出します。 「ガルーラ」 Bは傷ついてない方の手で、その攻撃を受けますが、それでも、かまわずにヘルガーは手にがぶりつきます。炎のせいか、ジューと焦げる音がして、Bは苦痛の表情をさらに強めます。しばらくの時間が立ち、Bはヘルガーをやっとの思いで振り払います。 「ヘルガー、オーバーヒートです!」 「ヘル」 ヘルガーのフルパワーで、ガルーラに突っ込むます。 「ガルーラ」 それに対抗するように、ガルーラも、ヘルガーに突進してきます。 ガシャーン。 両者が激突し、その衝撃で、煙が出ます。煙が晴れると、両者は激突したままでしたが、どちらともなく、両方倒れてしまいました。 「引き分けですか。……!?戻って下さい、ヘルガー」 私は、慌てて、ボールにヘルガーを戻します。 「ガルーラ」 今まで様子を見ていた、Aの方が、気絶したヘルガーに追撃してきました。 「ガルーラ」 Aは仲間をやられた恨みか、睨みつけてきます。 「よし。あずにゃん、ここは私に任せて」 「大丈夫ですか」 「うん。ヘル太が頑張って進化したんだもん。私も頑張るよ」 そう言って、Aに対する、ゆい先輩。 「いっくよ~、ゆいちゃん真拳超奥義『こんなあずにゃんがいたら、ゆいはもう…!!』」 『幼馴染編』 『もう少し、早く起きてくださいよ~』 私は、今、あずにゃんの運転する自転車の後ろの荷台に椅子に座るみたいに座っている。つまりは二人乗りだね。良い子は真似しないでね。 『らくちん♪らくちん♪』 『何、のんきにしてるんですか。遅刻寸前なのに』 『遅刻寸前でもいいよ。あずにゃんと一緒にようやく登校できるし』 私達は1年違うしね。 『よくありませんよ、遅刻は』 『もう、真面目なんだから』 ギュッと後ろから、抱きつく。 『にゃ。運転中に何するんですか』 『にゃ、だって。可愛い~』 『あ、危ないですから、離れてくださいよ』 『……私ね、1年間、待ったんだよ。……こんな風に登校するの』 『……唯』 『……あずにゃん』 「いっくよ~。 ゆいちゃん真拳奥義『自転車☆パレード』」 たくさんのゆいぐるみが自転車に乗って、Aに突撃し、ガルーラを上に跳ね飛ばします。 「ゆい先輩、今の奥義は……」 「この奥義はちょっとした、寸劇に使われた、小道具を使って、攻撃を加えるんだよ」 「えーと、つまり……」 「今、使われたのは、自転車。だから、自転車を使ったんだよ」 「はあ、なるほど。ところで、寸劇は必要なんですか?」 「……」 「なんですか、今の沈黙は」 「……テンションをあげるためだよ」 「はあ」 「もう、何でもいいんだよ。次、行くよ~」 『メイド編』 ガチャ。 私の執事がリムジンのドアを開ける。 『どうぞ、ゆいお嬢様』 『うん、ありがとう』 私はリムジンを降りて、自宅への扉を開ける。 『お帰りなさい、唯お嬢様』 たくさんのメイドさんのお出迎え。その中心のツインテールの女の子、私専属のメイドさんが声をかけてくる。 『お帰りなさい、唯お嬢様』 『そんな、堅苦しくしなくてもいいんだよ、あずにゃん』 『いえ、これも、メイドの務めですから』 『もう。そんな堅苦しく、考えなくてもいいんだよ~』 私はあずにゃんに抱きつく。 『ちょ、皆、見てるんですよ』 『皆、見てなかったなら、いいのかい?』 『そんなことが言いたいんじゃありません!!』 『まったく、メイドさんなのに、ご主人様の言うことに逆らうのかな?』 『他の人にはご主人様ぶらないのに、私には言うんですね』 『だって、私はあずにゃんだけのご主人様でいたいから』 『な、何、恥ずかしいこと言ってるんですか、もう!』 周りのメイドさん達『和むな~、この2人を見てると』 「ゆいちゃん真拳奥義『メイドさん☆ヤッチャッテクダサイ』」 「任せてください、ゆいお嬢様」 私(?)達を温かい眼で、見ていた、劇中のメイドさんたちがガルーラに襲い掛かります。例えるなら、浦島太郎の亀をいじめてる感じですかね。 「ガルーラ」 ガルーラは傷つきながらも、立ち上がります。その眼はなにか、大切なものを守ろうとしているような眼です。私は辺りを見ると、ガルーラが出てきた穴から、なにが動いているのが見えます。 「次、いっく……」 「待って下さい、ゆい先輩」 「あう。なにさ、あずにゃん。せっかく、いい気持ちで奥義を出せると思ったのに」 「奥に何か、あります」 私が指差すと、ボロボロながらも、必死に立ち上がり、指差す方向を行かせないように守ろうとする、A。そして、さっき、ヘルガーと相打ちになった、Bとニューラと私が倒したCもやってきて、その先を守るように立ちます。 「やっぱり、何かありますね」 「お宝かな?」 「まさか」 その時、 「ガル……ラ」 弱弱しい鳴き声とともに、傷ついたガルーラDが出てきました。 「なるほど。このガルーラを守るために私達に攻撃を仕掛けてきたんですね」 だとすると、可哀想なことをした気がしますね。なんとかしてあげたいですが。 「ゆい先輩、この子の傷を治してあげて下さい」 「うん」 私の傷を治したみたいにするのかと、思ったら、カスタネットを出しました。 「ゆいちゃん真拳奥義『うんたん♪うんたん』」 カスタネットをリズムカルに叩く、ゆい先輩。実に可愛らしいですね。……ハッ、見とれてる場合じゃありません。ガルーラ達を見ると、あの、傷ついたガルーラだけでなく、私達が倒したガルーラたちの傷も癒えていきます。ついでに私の心も癒されま……ゴホン。 「ふう~、終わったよ」 「お疲れ様です。どうして、私が怪我した時にこの技を使わなかったんですか?」 「この技はポケモン用なんだ。それとも、あずにゃんにもしてほしかったの?」 「そういうことを、言いたいんじゃありません」 「ガルーラ」 ガルーラ達が私達によってきます。 「ガルーラ」 「何を言ってるんですか?」 「ありがとう、だって」 「ガルーラ」 「お礼にトンネルの出口まで、案内してくれるって」 「あ、ありがとうございます」 「ガルラ」 「では行きましょう、だって」 そして、出口に。 「ありがとうございました」 「ガルーラ」 「このご恩は忘れません、だって」 「それでは、また、会いましょう」 「じゃあね~」 私達はシオンタウンに向かおうとしました。 「ガルラ」 ガルーラのうちの1匹、3匹が守っていたDが話しかけてきました。 「ガルラ」 「えーと」 私はゆい先輩に目を向ける。 「私は、あなた達の優しさに感動しました。ぜひ、仲間にして下さいって」 「はあ。でも、いいんですか、仲間達とか」 私は後ろのがルーラを見ます。 「ガルーラ、ガルーラ」 「なんでも、可愛い子には旅をさせるものです。この子が行きたいというなら止めません。それにあなた方なら、大丈夫でしょう。どうか、こ の子をよろしくお願いします、だって」 ガルーラ達の真剣な目。なるほど、相当な覚悟なんでしょう。 「……分かりました」 私はガルーラにモンスターボールを当てて、ゲットします。 「わ~い、やったね、あずにゃん」 「はい!」 「ガルーラ」 私達は改めて、ガルーラと別れて、シオンタウンに向かいます。 「いい子達だったね」 「そうですね」 「次の町でも、そんな出会いがあればいいね」 笑顔で言う、ゆい先輩。今まで、嫌な人も多く会ってきましたからね。次の町では、平和にいきたいものです。 「はい」 まあ、ゆい先輩といれば、大丈夫ですよね。そんなことを思いながら、次の町であり、シオンタウンに向かいました。 イワヤマトンネル編② 「VSガルーラ 祝・初進化」 終了 ※ 前回までの状況(トレーナとポケモン) ボックス 梓 ゆい ハッサム ヘルガー イーブイ ニューラ ミニリュウ ガルーラ 澪 ゼニガメ 律 リザード サワムラー ニョロゾ ムギ フシギソウ カポエラー 純 うい シオンタウン編① 「ポケモンハウスを守れ!」 以下、投下 タマムシのとある地下施設 『これが例の……』 さわ子はロケット団の研究地下施設にある、培養液に浸されたポケモンを見て、言う。 『ええ。幻のポケモンといわれるポケモンミュウから採取された遺伝子を元に、私達が作り出したポケモン。……ミュウツー・プロトタイプよ』 さわ子の問いに、和は答える。このポケモンはさわ子達がでんせつのポケモンのうちの1匹、フリーザを捕獲する時にグレンタウンに寄った際にそこにある研究所に残された、ミュウの遺伝子を採取し、ロケット団にて、作り出したものだ。 『まだ、入手して短いのに、早いわね』 『研究所に資料もありましたしね。……これで、伝説の3匹と最強のポケモン、プロトタイプであるけど、ミュウツー。この4匹がいれば、私達が世界を掌握するのも……』 『ええ』 ―――― シオンタウン 「ここがシオンタウンですか」 イワヤマトンネルを抜けたのは夕方で、シオンタウンに到着したころには夜になってしまいました。シオンタウンはポケモンタワーっていうポケモンの墓場があり、幽霊が出るということで、大変に怖い町だということを噂に聞き、その噂にふさわしいかどうかは知りませんけど、おどろおどろしい雰囲気ですね。とりあえず、ポケモンセンターに行かないと……。 「すう……すう……」 ゆい先輩がさっきから、静かなのは、私の頭の上で、寝ているからですね。ゆい先輩の寝顔を見れないのは実にざんね……ゴホン。 「まずはポケモンセンターに行かないと」 暗い夜道を抜け、ポケモンセンターに着きました。 「これをお願いします」 私はゆい先輩達をジョーイさんに預け(当然に、ゆい先輩についてはいつもの問答をしましたが)、回復させます。その間にパソコンでミニリュウを預けて、ガルーラを手持ちにくわえます。そして、ジョーイさんに話しかけます。 「ジョーイさん。今日、宿泊所って、空いてますか?」 「ごめんなさい、今日は空いてないのよ」 「そうですか。今日はどうしようかな」 「一応、部屋じゃないけど、ポケモンセンターに泊まれるけど……」 ジョーイさんとともに、周りを見る。妖しい男の人がたくさん居ます。 「女の子が泊まるにはね……」 「そうですね。仕方がないので、ホテルに泊まることにします」 「でも、この時間から、泊めてくれるかしらね」 それはちょっと、不安ですけどね。 「気をつけてね。この町は夜になると出るらしいわよ」 「何がです?」 「ゆ・う・れ・い」 「まさか~。そんなことあるわけないですよ」 「ウフフ。それは冗談にしても、あなたは可愛いから、気をつけたほうがいいわよ」 「もう。さっきから、冗談ばっかりですね」 「冗談じゃないよ~」 奥から、回復を終えた、ゆい先輩達が来ました。いつの間にか、起きていたようです。 「あずにゃんは可愛いよ~。だって、私の彼女だもん」 「な、何を言ってるんですか」 「そうなの?可愛い彼女ね」 ジョーイさんはナデナデとゆい先輩の頭を撫でます。 「でしょ?えへへ~」 嬉しそうに笑う、ゆい先輩。でも、私には1つ否定しなければならないことがあります。 「恋人ではありません。恋人(仮)です」 私はロリコンではありませんからね。 「(仮)にどんな意味があるのかしら」 「一種の境界線らしいよ。もっと、素直になればいいのにね」 「そうね。あなたも大変ね。でも、頑張ってね」 「うん。ありがとね、ジョーイさん」 「どういたしまして」 「そこ、勝手に分かり合わないで下さい」 とりあえず、ポケモンセンターを出て、泊まる場所を探しに。 「怖いね、あずにゃん」 ゆい先輩は私の腕の中で、ギュッと抱きついてきます。まあ、さっきまで、寝てましたしね。 「ホテルの空きがあるといいんですけど」 一応、ジョーイさんに何軒かのホテルの地図をもらいましたけど、時間も時間ですしね、泊まれなかったら、どうしましょうか。 「あ。あれ、見て、あずにゃん」 ゆい先輩が指差す方を見ると、両手に食材などをたくさん持つ、老人の姿がありました。 「手伝ってあげようよ」 「そうですね。……もしもし、おじいさん」 私はおじいさんに声をかけます。 「なんじゃ。お前さんたちは」 「荷物が重そうだったので、手伝いましょうか?」 私がそう言うと、おじいさんは笑顔で、言いました。 「お嬢さん達ありがとう。ちょうど、重くて、辛かったところじゃ」 私は片方の手にある、袋をもらいました。なるほど、結構な重さですね。 「お嬢ちゃん達、この町の人じゃないじゃろ。名前はなんていうんじゃ?」 「私の名前は中野梓です。マサラタウンから来ました」 「私はゆいだよ~」 「わしはフジというんじゃ。お嬢ちゃん達はマサラから?随分と遠いところから来たのう。旅をしているのかね?」 「はい。ポケモンマスターになるために、バッチを集めてるんです」 「なるほど、なるほど。そっちのお嬢ちゃんは妹かね?それにしては似てないが」 「私はこれでも、ポケモンなんだよ、おじいちゃん」 「ほほう、お嬢ちゃんがかね?」 フジさんは子供が、将来は仮面ライダーになるって言う子供を見る目でゆい先輩を空いてる手で撫でます。 「うぅ、信じてくれない」 「すいません、信じられないかもしれないんですけど、一応、この子はポケモンなんです」 いつもの動作を片方の手で行う。もう、慣れたものですね。 「ふーむ。これは面白いのう」 フジさんが感心して言う。まあ、逆の立場だったら、私でも、同じことを言いますけどね。しばらく歩いていくと、ポケモンハウスって、書い てある、施設に着きました。 「ここは……?」 25
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梓は席に着く。さて、どうしたものだろうか。 「ところで、梓」 「何ですか?」 「澪にぼろ負けしたんだってな」 「ブー」 「汚いわよ、澪ちゃん」 「ごめん」 「……ええ」 「で、どうするんだ?」 「……私は」 さっきの今で、答えられるはずないだろ、と思ったが、 「あずにゃんは旅を続けるよ」 言いよどむ、梓のかわりにゆいが答えた。 「あずにゃんは旅を続けるよ」 私が答えあぐねていると、ゆい先輩がかわりに答えていました。 「ちょ、ゆい先輩」 「あずにゃんはポケモンリーグで澪ちゃんを倒すよ」 「……それでいいのか、梓は」 律先輩が私に聞いてきます。 「私は……」 私はゆい先輩がそう答えたのは自分のやりたいようにやりなさいといってるように感じました。だから……。 「私は澪先輩には悪いですけど、旅を続けます!」 「…そうか」 律先輩はニコッと笑いました。まるで、その答えを待っていたかのように。 「だってさ、澪。どうする?」 「どうするもなにも……。どうして、梓はそう判断したんだ?」 「……さっきの戦いで澪先輩ともっともっと、戦いたくなったんですよ」 「え?」 「ポケモンリーグで、皆の見てる前で、最高の戦いをしてみたいって」 「……」 「こりゃ、澪が戦わないほうがよかったな」 「そうね」 「ロケット団に狙われるかもしれないぞ」 「勝てばいいんですよ!」 「そうだよ。あずにゃんには私がついてるもん」 「ぷっ、ゆいに大分、毒されたな」 「あ~、りっちゃん、ひどいよ~」 「……手は抜かないぞ」 「望むところです。やってやるです!」 ヤマブキシティ編① 「敗 北!」 終了 ※ 前回までの状況(トレーナとポケモン) 梓 ゆい ハッサム ヘルガー イーブイ ニューラ ガルーラ ハクリュウ ポリゴン2 プテラ 澪 ゼニガメ エビワラー デンリュウ 律 リザードン サワムラー ニョロボン レアコイル ムギ フシギバナ カポエラー ギャラドス 純 うい カビゴン ゲンガー ヤマブキシティ編② 「VSナツメ」 以下、投下 カントー地方のある施設にて 『そろそろ、邪魔になってきたな』 ロケット団のボス、サカキは重苦しく言う。ここには曽我部とサカキしかいない。今、モニターに映っているのは、ツインテールの少女と幼稚園児のような女の子だ。この少女達はイーブイの脱走事件から、サントアンヌ号襲撃、タマムシ研究所の邪魔をされてきた。始めは無視していたが、今回のシオンタウン占拠を妨害され、伝説のポケモンの1匹ファイヤーを破り、ロケット団ではなかなかの実力者のマコトも倒されたのだから、無視できなくなっていた。 『さて、どうしたものか』 『計画通り、ヤマブキを攻め落とすべきです』 『しかしな』 『脅威となるべき、この少女達は現在、ヤマブキシティにいるそうです。そして、この少女達はポケモンリーグに出場するべく、ジムを巡っている』 『つまり、次はグレンタウンを目指すということだな』 『そうです』 『ならば、その時が狙い目か』 『そういうことです。そして、グレンタウンで彼女達を足止めするために、サンダーを使います』 『……随分、この少女達を警戒するんだな』 『念のためです』 『……お前はロケット団を利用して、何をしようというのだ?』 『別にそのような意図はありませんが』 『……まあ、いい。そのようにしろ』 『はい』 ヤマブキジム 現在の手持ちメンバー ゆい ハッサム プテラ イーブイ ヘルガー ガルーラ 「さっそく、ヤマブキジムに挑戦です!」 「おっと、随分、やる気だね」 「当然です!ゆい先輩には期待していますよ」 「あんまり、期待されてもね~」 「昨日、あれだけ、澪先輩に強気に言ってたじゃないですか」 「あれは……その場のノリだよ」 「ノリって……まあいいです。とにかく、入りましょう」 私はヤマブキジムの扉を開ける。中は薄暗く、不気味な雰囲気をかもし出してます。 「なんか、怖いね、あずにゃん」 「そうですね」 「よく来たわね」 奥から、声がするとともに、髪の長い女の人が出てきました。 「あなた達は梓さんとゆいちゃんね。よろしく」 「え、どうして、私達の名前を……」 「実は、私、超能力者なの。だから、ゆいちゃんがポケモンだってことも分かるし、あなた達がここに来ることも分かってたわ」 「すごいよ、あずにゃん!!超能力者だよ!私、初めて見たよ」 「……」 「クスクス」 「あれ?どうしたの、2人とも」 「あのですね、ゆい先輩。前のセキチクジムでも言われましたけど、私達は噂になってるんですよ」 「そうだっけ?まあ、あずにゃん、可愛いもんね」 「いえ、主にゆい先輩のおかげで」 「え、私が可愛いって。もう、あずにゃんたら~」 「なっ!?ち、違います。ゆい先輩は珍しいポケモンだから……」 「分かってるよ、それは。冗談だったのに、そんなにムキになって否定しなくてもさ」 「す、すいません。別にそんなつもりじゃ、ゆい先輩は十分に……」 「くす。冗談だよ。もう、困った顔のあずにゃんも可愛いよ~」 「か、からかわないで下さい」 「ところで、いちゃつくのもいいけど、そろそろいいかしら?」 「べ、別にいちゃついてるわけじゃ……」 「えへへ~、うらやましいでしょ~」 「……まあ、いいわ。そうよ。梓さんが言うとおり、あなた達のことは噂で聞いてるわ」 「でも、どうして、私達がここにくるって分かったの?」 「ゆい先輩。そんなの、来た人達に後出しで、そう言ってるだけですよ。例えば、台風が来た後で、台風が来ると予言していたみたいに」 「おお、なるほど」 「梓さんはかしこいのね」 「べ、別にそんなことは……」 「くす。それじゃ、戦いましょうか。ルールは3対3の点取り試合ね。勝てば、1万円とバッチね」 「それでいいです」 「じゃあ、楽しい戦いにしましょうね」 私達はバトルフィールドに着きます。今回のフィールドは普通のフィールドですね。 「それでは準備はよろしいですか?」 「ええ」 「いつでもいいわ」 「では……」 「「「バトルスタート」」」 「来て下さい、ガルーラ!!」 「来なさい、ルージュラ」 相手はルージュラですか。ここはどうするべきか、……って、考えるほどでもありませんね。 「ガルーラ、メガトンパンチです!」 ガルーラは大きな体を揺らしながら、ルージュラに向かって、力をこめた、パンチを喰らわせるべく、走っていきます。 「ルージュラ、れいとうパンチで受け止めて」 「ジュラ」 ガルーラのメガトンパンチとルージュラのれいとうパンチが激突します。しかし、ガルーラの方が、力が勝っており、そのまま、ルージュラを押し切ります。 「よし!このまま……」 「梓さん、力が全てではありませんよ」 ルージュラはガルーラの拳を掴み、逃げられないようにし、そのまま顔をガルーラに接近させ、キスをしようと迫ります。 「ガルガル」 ガルーラは体を揺らし、キスから逃れようとしますが、ルージュラはその手をがっしり掴み、離しません。そして、そのまま、ガルーラの口にキスをします。 「あずにゃん、あずにゃん」 「何ですか?」 「私達も負けずにキスをしよう」 「な、何を藪から棒に……」 「だって、あんなに仲良さそうにキスをするなんて……妬けちゃうよ」 「あれは仲が良くて、キスをしてるんじゃなくて……。あ、ガルーラ!」 キスをされたガルーラは顔を歪めて、眠り始めました。 「あの技は何なの?」 「あれはあくまのキッスという技ですね。あれを喰らうと寝てしまうんです」 「それは厄介だね」 「ルージュラ」 「ジュラ」 ルージュラはガルーラに強い念力で持ち上げ、そのまま、地面に叩きつけます。 「ガルーラ!」 「トドメよ、ルージュラ」 ルージュラは空気を吸い込み、ガルーラにふぶきを吹き付けます。ガルーラはそのまま、目覚めずに、気絶してしまいました。 「ガルーラ、戦闘不能。ルージュラの勝利。ナツメ、1ポイント。1対0」 「やりますね、ナツメさん」 ガルーラだから、力押しにするしかなかったんですが、さすがです。 「ありがとう。でも、余裕ね」 「はい?」 「戦闘中に相手を褒めるなんてね」 「あっ……」 「くす、冗談よ。さて、次にいきましょうか」 「では、2回戦です」 私の次のモンスターはどうしますか。いつもだったら、安定のハッサムを出しますが……。 「来なさい、バリヤード」 「来て下さい、イーブイ」 澪先輩達と互角に戦っていくには、他のポケモンでも、勝っていかないといけません。無論、あくタイプのヘルガーなら、有利に戦えました が、前回の戦いであまり活躍もできず、無残というのはあれですけど、手痛い敗北をしたので、ここで自信をつけさせてあげたいですし。 「イーブイ、みずのいしです」 私はイーブイをシャワーズに進化させます。 「なるほど、それも噂に聞くイーブイね。それにしても、珍しいポケモンばかり、持ってるのね」 言われてみれば、そうですね。 「では、先制攻撃です!シャワーズ、ハイドロポンプ!」 シャワーズは口から、大量の水を激しい勢いで、バリヤードに迫ります。 「バリヤード」 「バリ」 バリヤードはひかりのかべを出し、ハイドロポンプを止めます。 「なっ!」 「言ったでしょ?力押しじゃ勝てないわよ」 バリヤードははっぱを撒き散らします。すると、そのはっぱはシャワーズに向かってきます。 「シャワズ」 シャワーズはその攻撃をよけきれずにその体に攻撃を受けます。 「これは、マジカルリーフ!?」 「くすくす。どうするかしら」 マジカルリーフはくさタイプの技。シャワーズには辛い技ですね。でも……。 「見せてあげますよ、ナツメさん。私の戦いを!」 「くすくす。楽しませて頂戴」 「シャワーズ、ねがいごとをして下さい」 「えーとね、私の願い事はあずにゃんとずーっと、一緒にいられますように!」 「な、何を言ってるんですか!」 「え、お願い事をすれば、あずにゃんが叶えてくれるんじゃないの?」 「違います!だいたい、シャワーズに命令してるんですから、ゆい先輩じゃありません」 「シャワーズ、ばっかりずるいよ。私の願い事も聞いてよ」 「だから、ねがいごとっていうのは……もう、めんどくさいので、これ見てください」 私はバックの出しやすいところに入れておいたノートをゆい先輩に渡します。 「何々、……ああ、なるほど」 「随分、余裕ね。バリヤード、マジカルリーフ!」 バリヤードは再び、はっぱを撒き散らし、攻撃を仕掛けてきます。 「シャワーズ、まもるです!」 シャワーズは水のバリヤを出し、その攻撃を一度、無効にします。そして、ねがいごとの効果で、シャワーズの体力が回復します。 「攻撃を防がれて、回復か。なかなかね」 「まだです!シャワーズ、あくびです!」 シャワーズはおおきなあくびをします。 「ふぁああ。もう、眠いよ~。おやすみ~。ぐう~」 「ゆい先輩に聞いてどうするんですか!」 しかし、バリヤードにも効き、ぐう~ぐう~、と寝息を立て始めました。 「よし、今がチャンスです!」 ここは、ハイドロポンプ?いや、ここは……。 「シャワーズ、接近して、かみつく攻撃です!」 シャワーズはバリヤードの首に噛み付きます。シャワーズは何回か、首筋を噛み付き、そのまま、バリヤードは力尽きました。かみつくはあく タイプ。エスパータイプのバリヤードには効果抜群です。 「バリヤード、戦闘不能。シャワーズの勝利。梓、1ポイント。1対1」 「やるわね、梓さん」 「戦闘中に相手を褒めるなんて、余裕ですね」 「くすくす、そうね」 「では、最終戦です」 「いよいよ、5人のジムリーダーを倒してきた、ゆいちゃんの出番ね」 「そうとは限りませんよ」 「ええっ!そうなの、あずにゃん」 「い、今のは駆け引きですよ、ゆい先輩」 「な、な~んだ、びっくりした」 「私に聞こえたら、駆け引きもないわよね」 「ま、まあ、いいです。行きますよ、ゆい先輩!」 「任せんしゃい」 「では、こっちはフーディンでいくわ」 ナツメさんが出してきたのは、フーディン。 「頑張ってくださいね、ゆい先輩」 「うん!」 「ではいくわよ。フーディン、サイコカッター」 フーディンは心の刃を実体化させ、ゆい先輩に向かって、飛ばしてきます。 「ゆい先輩」 「任せなって。よっと」 ゆい先輩はリズムよくフーディンの攻撃をかわします。本当に攻撃をかわすのはうまいですね。 「なら、フーディン、サイケこうせん」 フーディンは不思議に光る、光線をゆい先輩に向けて、発射します。 「ふん。ならば、こっちはゆいちゃん真拳奥義『ゆいぐるみガード』」 ゆい先輩は自分のぬいぐるみを盾に攻撃を防ぎます。 「今度はこっちの番だよ。ギー太、Hモード」 Hモード?新しい技でしょうか? 54
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商品概要 ゲームタイトル 『ポケットモンスターファイアレッド』『ポケットモンスターリーフグリーン』 対応機種 ゲームボーイアドバンス(ニンテンドーDS対応) ジャンル RPG プレイ人数 1人(通信プレイ時2~4人) 発売日 2004年1月29日 対象年齢 A:全年齢対象 公式サイト ファイアレッド・リーフグリーン公式サイト タイプ別 ぶつり:ノーマル・かくとう・どく・じめん・ひこう・むし・いわ・ゴースト・はがね とくしゅ:ほのお・みず・でんき・くさ・こおり・エスパー・ドラゴン・あく
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ここはGBAFRの改造ポケモン「ポケットモンスターコスモス」のwikiです。 宇宙を舞台とした改造ポケモンを作っています。 今日来た人の数 - 昨日来た人の数 -
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攻略本クリア前まで攻略コロミニガイド ポケットモンスターブラック 最速攻略ガイドミニ コロミニガイド ポケットモンスターホワイト 最速攻略ガイドミニ ポケットモンスターブラック・ホワイト 公式イッシュ図鑑完成ガイド クリア後も攻略ポケットモンスターブラック・ホワイト 公式完全ぼうけんクリアガイド(PGL連動) PGL連動ポケモンぴあ ポケモンカードゲームBW「はじめてセット」「はじめてセット forガール」 ポケモンカードゲームBW「はじめてセットDX」「はじめてセットDX forガール」 月刊 コロコロコミック 11月号(2010年) 音楽サウンドトラックニンテンドーDS ポケモンブラック・ホワイト スーパーミュージックコレクション 楽譜月刊Piano 2010年10月号増刊 ピアノで弾く ポケットモンスターブラック・ホワイト その他『ポケットモンスターブラック』オリジナルDSiパック『ポケットモンスターホワイト』オリジナルDSiパック 攻略本 クリア前まで攻略 コロミニガイド ポケットモンスターブラック 最速攻略ガイドミニ コロミニガイド ポケットモンスターホワイト 最速攻略ガイドミニ 詳細表示 発売日 2010年10月29日(金) 定価 各440円(税込) 発行元 小学館 体裁 A6変形(ニンテンドーDSiサイズ 137mm×75mm ) 『ポケットモンスターブラック・ホワイト』の攻略ガイドが、ニンテンドーDSiサイズで2冊同時激登場!! エンディングまで効率よく進められるわかりやすい構成と、どこにでも持ち運べる、超ハンディなサイズ感。 あんなところやこんなところでも、場所を選ばずポケモン攻略! 困ったときは、いつでもチェックしよう! ポケモンセンター(全店)で買うと1冊につき「下じき型しおり」が1つ貰える攻略本専用サイズ 購入した攻略本に応じて2種のデザイン 非売品 無くなり次第終了 関連リンク『ポケットモンスターブラック・ホワイト』攻略本の発売情報をチェック! | 「ポケットモンスター」シリーズ公式サイト ポケットモンスターブラック・ホワイト 公式イッシュ図鑑完成ガイド 詳細表示 発売日 2010年11月20日(土) 定価 935円(税込) 発行元 メディアファクトリー 体裁 A5判 オールカラー イッシュ図鑑&冒険データのすべてがここに! 152匹+αの新ポケモンのデータ大公開! また、ナンバー000幻のポケモン「ビクティニ」のデータや、イッシュ図鑑完成ガイド、『ポケットモンスターブラック・ホワイト』で出現するほかの地方のポケモン情報、バトルサブウェイ攻略、Cギアの使いかた、ポケモングローバルリンク、わざマシンやどうぐの入手方法、わざやとくせいの逆引き、弱点早見表など、イッシュ地方の冒険をとことん楽しむための必携の1冊だ! 関連リンク『ポケットモンスターブラック・ホワイト』攻略本の発売情報をチェック! | 「ポケットモンスター」シリーズ公式サイト クリア後も攻略 ポケットモンスターブラック・ホワイト 公式完全ぼうけんクリアガイド(PGL連動) 詳細表示 発売日 2010年11月20日(土) 定価 830円(税込) 発行元 メディアファクトリー 体裁 A5判 オールカラー イッシュ地方での冒険のすべてがここに!冒険のはじまり・カノコタウンから、各地のジム、チャンピオンロード、ポケモンリーグまではもちろん、エンディング後に行ける世界&起こるイベント、そして殿堂入りまで、ストーリー完全攻略。 また、イッシュ地方ワールドマップ、冒険おすすめ進行ルート、イベントカレンダー、対戦トレーナーリスト、ポケモントレーナー入門など、だれにでもわかりやすく紹介した、すべてのプレイヤー必携の1冊だ! 11月20日(土)発売の、「ポケットモンスターブラック・ホワイト 公式完全ぼうけんクリアガイド」には、『ポケットモンスターブラック・ホワイト』との連動webサイト「ポケモングローバルリンク(以下PGL)」で使えるシリアルナンバーが入っているよ! ※シリアルナンバーは初版本のみの特典になります。ご注意ください。 パソコンからPGLにアクセスしてシリアルナンバーを入力すると、「ポケモンドリームワールド」で通常と違う特性「かくれとくせい」を持った、キモリ・アチャモ・ミズゴロウのいずれかと出会える! さらに、出会ったポケモンを『ポケットモンスターブラック・ホワイト』に連れて行って、仲間にすることができるぞ! ※いずれか1匹ランダムになります。お客様でお選びいただくことはできません。 3匹の詳細はPGLによる配信参照 関連リンク『ポケットモンスターブラック・ホワイト』攻略本の発売情報をチェック! | 「ポケットモンスター」シリーズ公式サイト 「ポケットモンスターブラック・ホワイト 公式完全ぼうけんクリアガイド」で、通常と違う特性「かくれとくせい」を持つキモリ・アチャモ・ミズゴロウに出会える! | 「ポケットモンスター」シリーズ公式サイト PGL連動 ポケモンぴあ 詳細表示 発売日 2010年9月10日(金) 定価 1,260円(税込) 発行 ぴあ(株) 体裁 A4変型判/64ページ(オールカラー) 9月18日(土)発売の完全新作『ポケットモンスターブラック・ホワイト』の魅力を大特集。 ゲームフリーク 増田順一とポケモン大好きなAKB48 北原里英&指原莉乃のトークや、ゲームフリーク 杉森建ほかグラフィックデザイナーの座談会など、開発秘話も盛りだくさん! 過去の全ゲーム作品はもちろん、アニメ、映画など、ポケモンのすべてを紹介。 子どもから大人まで、あらゆる世代が楽しめる1冊です。 大人も遊べる!ポケットモンスターブラック・ホワイト特集完全新作『ポケットモンスターブラック・ホワイト』大特集新たな舞台や新機能、キャラクターを紹介 開発者スペシャルトークゲームフリーク 増田順一(プロデューサー)×AKB48 指原莉乃&北原里英のスペシャルトーク ゲームフリーク 杉森建(アートディレクター)ほか、グラフィックデザイナーたちによる座談会 ポケモンクロニクルこれまでのポケモンの歴史を大解剖 株式会社ポケモン 石原恒和社長インタビュー社長しか知らない情報が盛りだくさん ポケモンぴあ オリジナル特別付録ピカチュウイヤホン WEB連動「ポケモングローバルリンク」でポケモンに出会える、通常とは違う特性「かくれとくせい」を持った『ポケットモンスター赤・緑』の最初の3匹、「フシギダネ」「ヒトカゲ」「ゼニガメ」(いずれか1匹) 3匹は選ぶことはできず、ランダムで決まる。詳細はPGLによる配信参照 関連リンクポケモンぴあ|ぴあBOOKSHOP 「ポケモンぴあ」 豪華2大付録つきで9月10日(金)発売!! | 「ポケットモンスター」シリーズ公式サイト ポケモンカードゲームBW「はじめてセット」「はじめてセット forガール」 ポケモンカードゲームBW「はじめてセットDX」「はじめてセットDX forガール」 詳細表示 はじめてセットはじめてセット forガール はじめてセットDXはじめてセットDX forガール 発売日 2010年10月29日(金) 2010年11月20日(土) 価格 各1,980円(税込) 各3,150円(税込) 各セット内容 ・構築ハーフデッキ(30枚のカードセット)×3個・ダメージカウンター/マーカー×1シート・ポケモンコイン×1枚、プレイマット×1枚・ポケモンカードゲーム遊びかたDVD×1枚・遊びかた説明書×1冊、かんたんガイド×3枚 ・構築ハーフデッキ(30枚のカードセット)×3個・ダメージカウンター/マーカー×1シート・ポケモンコイン×1枚、プレイマット×1枚・ポケモンカードゲーム遊びかたDVD×1枚・遊びかた説明書×1冊、かんたんガイド×3枚・デッキケース×1個、デッキシールド×32枚・ミニノート×1冊、シール×1枚、トランクケース×1個 10月29日(金)発売の、ポケモンカードゲームBW(ビーダブリュー)「はじめてセット」「はじめてセットforガール」には、『ポケットモンスターブラック・ホワイト』との連動webサイト「ポケモングローバルリンク(以下PGL)」で使えるシリアルナンバーが入っているよ! パソコンからPGLにアクセスしてシリアルナンバーを入力すると、「ポケモンドリームワールド」で通常と違う特性「かくれとくせい」を持った、ナエトル・ヒコザル・ポッチャマのいずれかと出会える! さらに、出会ったポケモンを『ポケットモンスターブラック・ホワイト』に連れて行って、仲間にすることができるぞ! ※いずれか1匹ランダムになります。お客様でお選びいただくことはできません。 3匹の詳細はPGLによる配信参照 関連リンクポケモンカードゲームBW はじめてセット・はじめてセット forガール | しょうひん | ポケモンカードゲーム公式ホームページ ポケモンカードゲームBW 「はじめてセットDX」「はじめてセットDX forガール」 | しょうひん | ポケモンカードゲーム公式ホームページ ポケモンカードゲームBW(ビーダブリュー)「はじめてセット」で、通常と違う「とくせい」を持つナエトル・ヒコザル・ポッチャマに出会える! | 「ポケットモンスター」シリーズ公式サイト 月刊 コロコロコミック 11月号(2010年) 詳細表示 発売日 2010年10月15日(金) 定価 480円(税込) 判型 A5 記載されているあいことばをPGLで入力すると、とくせいが「どくしゅ」のグレッグルに出会える「どくしゅ」は、かくれとくせい 詳細はPGLによる配信参照 関連リンク月刊 コロコロコミック 11月号 | 児童・学習誌 | 雑誌 | 小学館 コロコロコミック限定! ポケモンドリームワールドで特別な「グレッグル」と出会おう! | 「ポケットモンスター」シリーズ公式サイト 音楽 サウンドトラック ニンテンドーDS ポケモンブラック・ホワイト スーパーミュージックコレクション 詳細表示 発売日 2010年10月20日(水) 価格 2,625円(税込) レンタルあり 収録内容 173曲・3時間50分以上 仕様 12cmCD・4枚組 発売元 メディアファクトリー(ピカチュウレコーズ) 販売元 メディアファクトリー(ピカチュウレコーズ) 「ポケットモンスター」シリーズの完全新作ソフトが、遂に9月18日発売決定!!「ポケットモンスターブラック・ホワイト」から、迫力のゲームサウンドを収録した、4枚組スーパーミュージックコレクションCDがリリース!! ★全世界が待ち望んだ完全新作ゲーム、ニンテンドーDS「ポケットモンスターブラック・ホワイト」が、2010年9月18日ついに発売!イッシュ地方を舞台に、かつて見たことのない数々のポケモンたちが登場し、新規要素を満載した待望の完全最新作! ★子供から大人まで、聞きたい時にいつでもあの場面のあのサウンドが呼び起こせる、豪華4枚組!今回も人気ゲーム作品の音楽を存分に楽しんでいただく内容で構成予定!!ゲームファンなら必携のアイテム!! ★ゲームの感動を、オリジナル音源を元にデジタルマスタリングし、迫力あるサウンドとしてCDで再現!!ゲームフリーク サウンドチームによる完全監修によって、ゲームファンの心を完璧にGET!! ★豪華オールカラー16Pブックレット付き!ゲーム音楽とゲーム画面をリンクさせた楽しい読み物として、サウンド担当者たちの秘話が満載!すでにゲームのエンディングを迎えた人たちにはいつでもあの感動を、攻略中の人にはワクワクする未知のポケモンゲーム音楽の世界を呼び起こすこと間違いなし!! 期間限定で着信ムービー配信2011年3月31日(木)17時まで ムービーは5番道路の草むらでチラーミィが出る(手持ちはツタージャ)効果音が無く、曲だけを聴ける 曲は「戦闘!野生ポケモン」 25秒、487KB。転送不可 過去作のサウンドトラックとは違い、曲は2ループ分収録されているそのため、枚数は過去最大となっているが、価格は据え置き 関連リンク商品詳細|株式会社メディアファクトリー CD・DVD|えむえふキッズ ニンテンドーDS ポケモンブラック・ホワイト スーパーミュージックコレクション|ポケットモンスターオフィシャルサイト 迫力のゲームサウンドを収録した4枚組CDが発売!! | 「ポケットモンスター」シリーズ公式サイト 「ニンテンドーDSポケモンブラック・ホワイトスーパーミュージックコレクション」発売! | 「ポケットモンスター」シリーズ公式サイト 楽譜 月刊Piano 2010年10月号増刊 ピアノで弾く ポケットモンスターブラック・ホワイト 詳細表示 発売日 2010年10月20日(水) 定価 1,050円(税込) 発行 株式会社ヤマハミュージックメディア 体裁 A4変形縦/40ページ(オールモノクロ) 楽器 ピアノ グレード 初級 【ポケモン公認曲集】「ポケットモンスターブラック・ホワイト」がピアノ譜になって登場!!【初版限定特別付録付】 あの大人気ゲーム「ポケットモンスターブラック・ホワイト」がピアノ用楽譜雑誌になって登場!初級者向けなので、たのしくポケモンの世界をピアノで奏でられるよ!ピアノでぜひお楽しみください。ここでしか手に入らないオリジナルレッスンシール付き! 収録曲 曲名 作曲 編曲 楽器 グレード 1 A New Adventure! 増田 順一 景山 将太 ピアノ 初級 2 タイトル 増田 順一一之瀬 剛 一之瀬 剛 3 カノコタウン 景山 将太 - 4 戦闘!チェレン・ベル 増田 順一 一之瀬 剛 5 戦闘!野生ポケモン 増田 順一 一之瀬 剛 6 ポケモンセンター 増田 順一 景山 将太 7 戦闘!トレーナー 増田 順一 一之瀬 剛 8 戦闘!プラズマ団 増田 順一 一之瀬 剛 9 ジム 増田 順一 景山 将太 10 戦闘!ジムリーダー 増田 順一 一之瀬 剛 11 揺れぬ想い 景山 将太 - 12 ホドモエシティ 佐藤 仁美 - 13 チャンピオンロード 一之瀬 剛 - 14 サヨナラ 景山 将太 - 15 ミュージカルホール 景山 将太 - 16 回復 増田 順一 景山 将太 17 進化おめでとう! 増田 順一 景山 将太 18 リーグバッジをもらった! 増田 順一 景山 将太 19 わざマシンを手に入れた! 増田 順一 景山 将太 20 ライトストーン・ダークストーン 景山 将太 - 関連リンクピアノソロ ピアノで弾く ポケットモンスターブラック・ホワイト | 音楽書籍/雑誌 ピアノ | ヤマハミュージックメディア - 楽譜/雑誌/音楽ソフト - 月刊ピアノ10月号増刊 ピアノで弾く ポケットモンスターブラック・ホワイト|ポケットモンスターオフィシャルサイト 迫力のゲームサウンドを収録した4枚組CDが発売!! | 「ポケットモンスター」シリーズ公式サイト(ページ下部) その他 『ポケットモンスターブラック』オリジナルDSiパック『ポケットモンスターホワイト』オリジナルDSiパック 詳細表示 発売日 2010年11月20日(土) メーカー希望小売価格 各19,800円(税込) セット内容 ニンテンドーDSソフト『ポケットモンスターブラック』ニンテンドーDSiレシラム・ゼクロムエディション<ブラック>もしくはニンテンドーDSソフト『ポケットモンスターホワイト』ニンテンドーDSiレシラム・ゼクロムエディション<ホワイト> 発売元 株式会社ポケモン 販売元 任天堂株式会社 ポケモンオリジナルDSiがついに登場! 注目の本体は、「ニンテンドーDSiレシラム・ゼクロムエディション<ブラック>」と、「ニンテンドーDSiレシラム・ゼクロムエディション<ホワイト>」の2色。それぞれ『ポケットモンスターブラック・ホワイト』のソフトがセットで11月20日、全国のTVゲーム取扱店にて発売予定だ! ポケモンセンターで買うと特典がある10月30日(土)より予約開始 自宅配送は全国一律500円(税込) 全店合わせて各1126パックの数量限定11月26日(金)のポケモンセンターオーサカ新装オープンを記念にちなんでいる 特典ポケモンセンターオリジナルクリアファイル(2枚) ポケモンセンターオリジナルハードポーチDSi レシラム/ゼクロムブラックではレシラムが、ホワイトではゼクロムが貰える ポケモンセンター特別1,500円割引クーポン2011年3月31日(木)まで有効 ニンテンドーDSi本体はこの商品だけのオリジナルデザイン 発売日が2010年10月18日(月)より後になるため、リバティチケットが受け取れない(ビクティニに会えない) 関連リンク2種類のポケモンオリジナルニンテンドーDSi本体がソフトとセットで発売決定! | 「ポケットモンスター」シリーズ公式サイト 「1126」×2の数量限定!豪華特典付き!! 『ポケットモンスターブラック・ホワイト』オリジナルDSiパックを、ポケモンセンターでゲットしよう!|ポケットモンスターオフィシャルサイト ポケットモンスターブラック・ホワイト(任天堂の公式サイト)
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「ふう~。まったく、受付だけで疲れました」 「あ。あそこに何かあるよ。早くいこっ、あずにゃん」 「ゆい先輩はいつも元気でうらやましいです」 「えへへ~。私はあずにゃんと一緒だといつでも元気になれるよ」 いつも思うけど、言ってて、恥かしくないのかな。 「わ~、いろんな化石があるね」 「そうですね」 ここにはカブトプスやオムスターなどの化石が並んでいます。う~ん、古代からポケモンがいるだなんてすごいですね。 「この大きな鳥さんは何かな?」 「これは、プテラですね」 「ふーん。いっぱい化石があって面白いね。2階には何があるのかな」 私たちは2階に来ました。 「ここには、スペースシャトルがあるね。あ、後、ただの石が飾ってある」 「それはつきのいしっていうんですよ。なんでも、おつきみやまに、昔落ちてきたとか」 「ということは、おつきみやまに行けば、見つけられるのかな?」 「そうですね~。できれば見つけたいですね」 まあ、現実問題、厳しい気もしますけど。 「さてと。ある程度、展示物も回りましたから、もう行きましょうか」 「もうちょっと待ってよ~。まだ、全部飲み終わってないよ。待ってて、すぐに飲むから」 私たちは展示物の見学を終えて、休憩スペースでジュースを飲んでます。 「すいませんです。ゆっくり飲んでいいですよ」 まだ、時間もありますからね。まったく、タイミングが悪いですね。ニビジムが休みだなんて。用事なら仕方がないんですけどね。 「そういえば、聞いたか?」 私がそんなことを考えてると近くに、男の人、2人がやってきました。 「何を?」 「ニビジムのことだよ。まさか、マサラから来た、3人のトレーナーにぼろ負けするんだからな」 澪先輩達のことでしょうか?うぅ、やっぱり私が一番遅いんですね。まあ、速さは競ってませんけど。 「ああ、聞いたよ。しかも、その後に、トキワから来たトレーナーにも負けたんだろ。そのうえ、全員女の子だってよ。まったく、うちのジムリーダーは弱いね」 へえ~、トキワシティ出身の子も来てるんですね。しかも、女の子らしいですし、一度、会ってみたいものです。 「あずにゃ~ん、全部飲めないよ~」 「別に残しても、いいですよ」 「もったいないよ」 私は、ゆい先輩から缶を受け取りました。後、4分の1くらい残ってますね。まあ、これくらいなら、飲めるかな。たしかに残すのはもったいないですし。 「ねえねえ、あずにゃん。これって、間接キス?」 「ブー」 「あずにゃん汚いよ。急に噴き出すなんて」 「ゴホゴホ。……急に変なこと言わないで下さい」 「照れてるの?あずにゃ~ん可愛い~」 「うるさいです。もう、行きますよ」 ―――― 「あそこで休憩にしようよ、うい」 「そうしよっか、純ちゃん」 「それにしても、ポケモンなのにこんなところに興味があるなんて不思議ね」 私の名前は、鈴木純。トキワシティ出身で、一応、ポケモンリーグに出るために、旅をしている。で、こっちの幼稚園児くらいの女の子はういっていうんだ。こんな容姿でも、ポケモンで17歳らしい。トキワシティで、迷ってたところを私が声をかけた。そしたら、お姉ちゃんとはぐれたらしいから、私が一緒に探してあげたんだけど、見つからなかった。だから、警察にでも、保護してもらおうかと思ったんだけどね。その時に私はポケモンだなんて言い出すからね。初めは何を言い出すんだと思ったけどね。それで、私にモンスターボールをあててみてくださいって言ったんだ。さすがにびっくりしてね、『もし、あなた、ういって名前だっけ。ういがポケモンだったら、私がトレーナーになるんけどいいの?』って聞いたら、『鈴木さんはいい人そうだから、問題ないよ』って言うもんだからね。とりあえず、モンスターボールを投げたら、本当にゲットできちゃったんだから、びっくりしたよ。 「せっかく、ニビに来たんだからね。こういうところにも行きたいと思ったんだけど、だめだった?」 「まあ、いいんだけどね」 それにしても、この子にも、お姉ちゃんがいるってことはこんな女の子みたいなポケモンがまだいるってんだから、不思議だよ、ポケモンは。果たして、そんなポケモンを誰がゲットしたのだろう。願わくば、特殊な趣味の方がゲットしてないことを祈るばかりだね。 「うるさいです。もう、行きますよ」 「まってよ~、あずにゃ~ん」 「まったく、ゆい先輩は……」 ドン。 「あ、イテッ」 「あ、すいません」 休憩スペースを出たところで人とぶつかってしまいました。 「すいません。大丈夫ですか」 「気をつけてよね。まったく、ちゃんと前見て歩きなさいよ」 「すいません」 「純ちゃん、そんな言い方しちゃ駄目だよ」 そんな声が聞こえたけど、この人の周りには、誰もいない。ふと、下を見ると、ちっちゃいポニーテールの女の子がいました。どこかで、見たことある容姿なんだけど、どこでしたっけ。 「待ってよ~、あずにゃ~ん。先に行くなんてひどいよ~」 のんきな声が聞こえました。やっと追いついてきたようです。 「あ、お姉ちゃん」 「ん?あ、ういだ~」 なるほど、この小さい女の子がどこかで見たことあると思ったら、妹だったんですね。なるほど。……って。 「「この子が妹(お姉ちゃん)!?」」 とりあえず、私たちは博物館を出て、喫茶店に。 「ねえ、あずにゃん。ケーキ食べていい?」 「駄目です」 「え~、あずにゃんのケチ、ケチ。ぶう~ぶう~」 「分かりましたよ。でも、あんまり高いのは頼まないで下さい」 「わ~い」 「それで、あなたたちは一体」 「私の名前は鈴木純。こっちは、こんな容姿でもポケモンで…って、あなたには分かるよね。なまえはういっていうんだ」 「ういです。よろしくお願いします」 随分、丁寧な子ですね。こっちで、のんきに「ケーキ、まだかな~」って待ってる子とは大違いです。 「私の名前は中野梓です。こっちは…」 「私はゆいだよ~。よろしくね、純ちゃん」 「よろしく。ところで、君はどこから来たの?私はトキワシティから、来たんだ」 「あ、私はマサラタウンから来ました」 「ふ~ん、中野さんは、マサラタウンから来たんだ。ということは、あの人たちとも知り合いなの?」 「あの人たち?」 「ニビジムのリーダーに勝った人たちだよ。聞いたことない?」 「さっき、ちょっと、話してるのは聞きましたけど、よくは……」 「圧勝だったらしいよ。ほとんど、タケシにバトルさせなかったって話だし。ちょっとした、騒ぎだよ、今年のマサラは違うって。しかも、全員女の子だし」 やっぱり、澪先輩達ですね。 「ところでさ、あなたも強いの?」 「はい?」 「だってさ、マサラタウンの出身者の3人がこんなに強いんだから、あなたも強いのかなって」 「そ、それはどうでしょう。私はあの人達とは違いますからね」 「やっぱり、知り合いなんだ。あの人達の名前ってなんていうの」 「多分ですけど、秋山澪先輩、田井中律先輩、琴吹紬先輩だと思います」 「なるほどね」 「それにしても、ういでしたっけ。まさか、ゆい先輩の妹だなんて。びっくりしましたよ。妹がいるなんて聞いたことがなかったので」 「もぐもぐ、言ってなかったけ?」 「言ってません」 「お姉ちゃんとの旅はどうですか、中野さん」 「あ、梓でいいですよ。そうですね……」 「ラブラブで楽しいよ。ね、あずにゃん」 「さあ。それはどうでしょう。それよりも、口にケーキついてますよ」 「ん?…あずにゃん、拭いて~」 「まったく、しっかりしてくださいね」 ふきふき。 「ものすごく仲よさそうだね、純ちゃん」 「そうね。……ところで、その、ゆいちゃんだっけ。どれくらい強いの?」 「え、えーとですね。それなりに強いというか」 「なんか、歯切れが悪いわね。……ねえ、今から、私のういとあなたのゆいちゃんで勝負しない?」 「今からですか」 「私達はこの後、おつきみやまにいくからね」 「でも、バトルをやってから行くと夕方になるから、危ないんじゃ……」 「おつきみやまの入り口に宿泊施設があるから、そこで休んで、明日の朝に山を抜けるのよ。それに、ゆいちゃんの強さもみたいし」 なるほど。私も、明日はジムリーダーと戦うわけだし、良い経験になっていいかもしれません。でも……。 「それじゃ、他のポケモンにしませんか。さすがに姉妹で戦わせるのは……」 「私は大丈夫だよ、梓ちゃん」 「そうですか。ゆい先輩は」 「もぐもぐ、もぐもぐ。ん?私は大丈夫だよ」 「まだ、食べてたんですか。まあ、2人がいいっていうなら、いいんですけどね。じゃあ、早く始めましょうか、鈴木さん」 「……」 「どうしたんですか、鈴木さん」 なんか、急にこの子何を言ってるんだろうって顔してるんだけど。 「鈴木さん?」 「……あ、ああ、うん。そうだね。ところで、見たとこ、同い年だよね。何歳?」 「17歳ですけど」 「やっぱり。もっと、フランクにいこうよ。鈴木さんじゃなくて純でいいよ」 「それじゃ、純。早く行きましょう」 私達は、ニビの外れに来ました。 「勝負は1対1。掛け金はなしでいいね」 「はい。それじゃ、頑張って下さい、ゆい先輩」 「任せてよ~」 「それじゃ、うい。適当にね」 「そんな、いい加減な」 「問題ないでしょ。ういなら」 「そんなに過信されても困っちゃうよ」 「う~い。あの時の約束覚えてるよね。手を抜いちゃだめだよ」 「……分かってるよ、お姉ちゃん」 「「バトル開始!!」」 「いけっ、うい。まずはおたまで遠距離攻撃よ」 おたま!? 「うん」 ういは両手に持ったおたまをゆい先輩に向かって投げてきました。 「よけて下さい、ゆい先輩」 「うん」 「うい」 「分かってるよ、純ちゃん」 ゆい先輩は最初の攻撃を何とかかわしました。 「わ~い。よけたられたよ~」 「!?油断しないで下さい」 「え」 ういはすでに、次のおたまを投げてきました。 「また、よけるから、大丈夫だよ、あずにゃん」 また、ゆい先輩はまっすぐ投げてきたおたまをかわしました。いつも、こんな風にしてくれればいいんですが。 「さすが、お姉ちゃん。……でも、アウトだよ」 「え。・・・・・・あ、イテッ」 ゆい先輩がよけた先でにはさっきのおたまよりもスピードの速いおたまがゆい先輩のおでこに命中しました。さっきのは囮!? 「次は、フライパンで叩きつけて、うい」 「分かったよ」 今度はおたまじゃなくて、フライパンを持って、突っ込んできます。 「ゆい先輩。来ますよ」 「あうう~」 ゆい先輩はさっきの攻撃でちょっとクラクラしています。ま、まずいです。 「ごめんね、お姉ちゃん」 ういちゃんはフライパンを振り上げ、ゆい先輩の頭に、叩きつけます。 バーン。 見事にヒットしてしまいました。 「ゆい先輩!!」 「大丈夫~、まだ戦えるよ~」 そんな、目を回してる状態で言われても説得力がないです。 「うい。最後はバットでトドメよ」 「……うん、分かったよ」 ういちゃんはバットをゆい先輩に野球選手のようにスイングし、ゆい先輩は吹っ飛ばされてしまいました。 「わ~」 「ゆい先輩。大丈夫ですか!!」 「うう~、大丈夫だよ」 ゆい先輩はいつもよりもゆっくりと、足を引きずりながら、こっちに歩いてきます。 「うい。成長したね、前よりも強いよ」 「ありがと、お姉ちゃん」 「でも、私だって、強くなったんだからね。いくよ、ゆいちゃん真拳奥義『分身の術』」 ポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポン ゆい先輩の掛け声と煙とともに、また、ゆい先輩のヌイグルミが。でも、今度はういちゃんの周りを取り囲むように、並んでいます。 「慌てることないわ。所詮はヌイグルミ。分身っていっても、本体は正面よ」 「分かったよ、純ちゃん」 ういは正面に向かって、バットを振り回してきます。……正直、ちょっと怖いです。 「 今だ! ゆいちゃん真拳奥義『ゆいちゃん衝撃波』」 その声とともに横から、ゆい先輩はギターで、衝撃波を出して、正面に突撃しようとするういちゃんに攻撃を仕掛けます。 「何!?よけて、うい」 「……くっ。さすがにこれは」 ういはよけきれずに、吹っ飛ばされそうになりながらも、何とか耐えました。 「今のは効いたけど、でも、次は効かないよ」 「まだまだ、行くよ~。ミュージックスタート(GO!GO!MANIACを想像して下さい)」 またどこからか、音楽が鳴り始めました。前とは違う音楽のようですが。この歌とともに、周りのゆい先輩のヌイグルミが音楽に乗って、ういに襲い掛かります。 「な、何よ、この技は……うい、対処できる?!」 「ごめん、ちょっと厳しいよ」 確かにういも頑張ってるけど、数が多いので、全てを処理できずに、かなりのダメージを受けています。 「さあ、フィナーレだよ。みんな~」 ゆい先輩の掛け声でヌイグルミの皆が3列に並びました。 「行くよ、うい。ゆいちゃん真拳奥義『ゆいちゃんパレード』」 3列に並んだ、ゆい先輩のヌイグルミがういに向かって突っ込んでいきます。 「かわして、うい!!かわせば、勝機が……」 「ごめんね、さすがに無理だよ」 バーンと、ゆい先輩のヌイグルミたちがういに突っ込み、ういは上に飛ばされました。 「さすがはお姉ちゃん。とっても、強いよ」 ガシャンとういが地面に落ちました。 「……やれやれ。私の負けね。うい戦闘不能。よって、梓の勝利ね」 「大丈夫、うい」 ゆい先輩はういに駆け寄ります。 「私は大丈夫だよ、お姉ちゃん。それにしても、まだ、別れて、1ヵ月もたってないのに随分強くなったね」 「えへへ~。ういも強かったよ。それに約束を守ってくれてありがと」 「うん。でも、次は負けないよ」 「私だって。……うぅ、エネルギーが……」 バタン。 「わ。お姉ちゃん、大丈夫?」 「うぅ、あずにゃ~ん。抱っこして~」 「やれやれです」 私はゆい先輩に駆け寄り、抱っこします。 「あずにゃん分補給~」 「まさか、そんなに強いなんてね、その子」 「そうだね。私自身もゆい先輩の強さはよく分かってないから」 「なるほどね。じゃあ、ポケモンセンターにでも行って回復させましょうか。もうそろそろ出なきゃだし」 「そうですね」 私は梓とポケモンセンターで回復させた後、別れて、おつきみやまに向かうべく、出発していた。 「まったく、ういが負けちゃうなんてね」 「だから、言ったじゃない。お姉ちゃんは強いって」 「でも、そんなに注意する必要もないかな。次、戦えば勝てるでしょ?」 「そんなに自信満々に言われても……。それにしても、梓ちゃんはすごかったね。お姉ちゃんの力をあんなに引き出すなんて」 「梓ね。真面目そうな感じだけど、まだまだあまいわね」 「うわっ。言い切ったよ」 「いいでしょ、別に」 「優しそうでいい子だと思うけど」 「優しいだけじゃだめなのよ。まあ、いずれ、分かるでしょ。あの子も」 4
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「……ねえ、お姉ちゃん、梓ちゃん」 「な~に、うい」 「私、今、すごい罪悪感でいっぱいなんだけど……」 「私もだよ、うい」 「私なんか、何もしてないのに、ゲンガーに謝りたい気持ちでいっぱいです」 「もう、やめてあげようよ、お姉ちゃん」 「そうだね、うい、あずにゃん。……あずにゃん達、集ご~う」 あずにゃん達はゲンガーへの攻撃……いや、リンチをやめて、ゆい先輩の元に集まります。 「ゲンガゲンゲンガ(くそ。何なんだ、お前らは。……悪魔しかいないのか)」 ゲンガーは満身創痍といったかんじですが、まだ、生きています。しぶとい。 「さて、トドメだよ。あずにゃん達」 あずにゃん達は光の玉になり、ゆい先輩のところに集まって、ギターの形になった。 「ムッタン、頑張ろうね」 いつものギー太ではなく、ムッタンというギターを持ったゆい先輩はムッタンに言います。そして、ゲンガーに対峙します。 「長かった、この戦いもこれで終わりだよ」 「ゲンガ(……1つだけ、聞きたい)」 「いいよ、何が聞きたいの?」 「ゲンガ、ゲンガ(どうして、お前達はトレーナーのために頑張れるんだ。ポケモンなんて、所詮人間の戦うためだけの道具だろ)」 「……好きだからだよ」 「ゲンガ(は?)」 「私は……私達はあずにゃんが好きだからだよ。それだけ。あ、もちろん一番好きなのは私だけどね。他の理由なんかいらないよ」 「……」 「たしかに、ポケモンは戦うための道具だって、そう思ってる人もいるかもしれないね。でも、私が会ってきた、もちろん、全員じゃないけ ど、皆、ポケモンを大切にしてたよ」 「……」 「人間さんだって、悪いものじゃないよ。ポケモンにだって、悪いポケモンもいれば、いいポケモンもいる。人間さんも同じだよ」 「……」 「私は戦うのは好きじゃないけど、私が頑張ってたら、抱きついてくれるし、頭を撫でてくれるしね~。もうね、『よく、頑張りましたね』って笑ってくれたら、最高だよ~」 「ゲンガ(……下らないな)」 「そうかもね。……ねえ、私達の仲間にならない?君とはうまくやっていける気がするよ」 「ゲンガゲンガ(ごめんだね。俺はやりたいことができちまった)」 「なんだい?」 「ゲンガ(お前を倒してやることだよ)」 「それは勘弁願いたいけどね」 「ゲンガ(さあ、無駄話も終わりだ)」 「そうだね」 ゆい先輩はムッタンをかまえる。 「ゲンガゲンガ(最後に1つ。お前のトレーナーを馬鹿にして悪かった)」 「……その言葉を聞けただけでも、よかったよ。 ゆいちゃん真拳究極奥義『あずさ☆転生』」 ゆい先輩はギターのむったんで、ゲンガーを切ります。すると、ゲンガーの胸に傷ができ、そこから、黒い煙のようなものが出てきました。 「ゆい先輩……あれは?」 「あれはゲンガーの負の感情だよ。この技を受けた、敵の負の感情を外に出すんだよ」 その黒い煙は少しずつ、白くなっていきます。 「そして、このアズニャン・ワールドで、その負の感情が浄化されていく。そして、完全に浄化された時……」 その白い煙がポン、と出ると幼い感じのツインテールの女の子が出てきました。 「……にゃっ」 「……あずにゃんが出てくるんだよ」 「へえー、それはすご……って、えー!」 「むったん、あずにゃんに戻って!」 ゆい先輩の掛け声で、100匹のあずにゃんが出てきます。 「皆、あたらしいあずにゃんだよ。ちゃんと育ててね」 『はい!!』 『任せてください』 『1人前のあずにゃんに育ててみせます』 「うん、頼んだよ。それじゃ、私は帰るね」 『また、来てくださいね!』×100 その声で、周りのフィールドが元の状態に戻りました。 「私達の勝ちですよ、マコトさん!」 「馬鹿な、全滅だと!?」 マコトさんは驚愕の顔をして、倒れこむ。 「……殺せよ」 「はい?」 「負けたんだ。殺せよ」 「嫌ですよ。女の子に何させようとするんですか」 「……馬鹿だな。逆上した俺が襲うかもしれないぞ」 「そうなったら、そうなった時になんとかしますよ」 「……まったく、たいした強さだよ、お前らは」 「あなた達の目的は何なんですか?」 「さあな。表向きにはカントーの征服らしいぞ」 「カントーの!? 表向きというのは?」 「それぞれの思惑があるみたいだからな。……1つだけ、忠告しておいてやるよ」 「何ですか?」 「俺達の仲間のフー……」 「梓ちゃん、気をつけて!」 バーン、ガシャーン 天井に衝撃が走り、ポケモンタワーに物凄く、揺れ出した。 「なんですか、これは!?」 周りは天井が崩された衝撃で、煙が巻き起こる。 「一旦、逃げよう、梓ちゃん」 「でも、マコトさんが」 「あの人なら、大丈夫だよ」 「……そうですね。じゃあ、純とと合流して……」 「危ない!」 ういは叫ぶ。私が上を見ると、天井の瓦礫が落ちてきています。このままじゃ……。 「カビゴン!」 「カビ」 その瓦礫が、カビゴンのパンチで破壊される。あの、カビゴンは。 「純!」 「まったく、本当に主人公してるのね、梓は」 「無事だったの?」 「当然でしょ。……今はのんびり、話してる場合じゃないわね」 「そうだね。……プテラ、頼むね」 私は全部のポケモンをボールに戻して、プテラに乗る。 「行きますよ!プテラ、はかいこうせん!」 プテラのはかいこうせんで、天井にさらに穴を開け、そこから、脱出して、シオンタウンの上空を飛びます。ポケモンタワーを見ると、私達以外の何かの大きな衝撃を受けて、壊されているようです。それにしても、さっきの攻撃は相当の威力ですね。一体、誰が……。 「梓。下もだいぶ安定してるみたいね」 「え?」 私はシオンタウンを見る。たしかに、警察達が乱入し、ロケット団は追い詰められています。 「これから、どうするの、あずにゃん?」 「とりあえず、フジさんのところに戻りましょう」 「そうだね、ヘル太達も心配だしね」 私達はフジさんのところに戻りました。 「よく、無事で帰ってきた!」 「すごいよ、お姉ちゃん達!」 2人に出迎えられる。 「何か、ありましたか?」 「僕達は全然大丈夫だったよ。ヘルガー達もいたしね」 「皆さん、よくやりましたね」 私はそれぞれのポケモン達の頭を撫でます。 「あ、そうだ。パソコンはまだありますか?」 「ああ、大丈夫じゃ」 私はパソコンを使って、オーキド博士に連絡し、イーブイの治療のためにイーブイを転送する。オーキド博士に任せれば、大丈夫でしょう。 「これから、どうしましょうか?」 「とりあえず、今日はここで泊めてもらいましょう。もう、疲れた」 「そうじゃな。そうしておくれ」 「お姉ちゃん達、お話、聞かせて~」 「それじゃ、まずは私がお話してあげるか」 純の話を遠くに聞きながら、私は眠りについた。 「やれやれ、2人とも、仲良く、寄り添って寝ちゃって、まあ」 「お姉ちゃん達、気持ちよさそうだね~」 「2人とも、頑張ってたからね~」 「このまま、寝かせてやろうかのう」 「そうですね」 「……よし、あの2人の分まで、お話してあげよう。……ういが」 「私!?」 「だって、途中、私いなかったし。私だって、上での話知りたいし」」 「そうだったね。分かったよ。まずね……」 マコト 『また、お前かよ』 梓達が脱出した後、崩れゆく、ポケモンタワーの中で、マコトはフードの女……AYUに語りかける。 『ひどいな~、その言い方は。プンプンだよ』 可愛らしく言うが、この場では不釣合いだ。 『なんだ、助けにでもきたのか?』 『それはないわね。3度も失敗したんだから』 AYUの隣にいた曽我部が言う。 『まったく、殲滅班の部長まで来るのかよ』 『私はファイヤーの回収に来たのよ。後の始末は……』 『私がやるよ~』 『それはご苦労なことだ。……AYU、お前は何者だ?』 『私? そうだね~、一応、殲滅班の班員だよ~。私、1人だけだけど』 『……』 『さて、遺言はあるかな?そろそろ、ここもやばいしね』 『……聞きたいことがある』 『いいよ、答えてあげる』 『……お前は何者だ』 『さっきも言ったよ』 『本当のことが知りたいもんだ。冥土の土産にな』 『……残念だけど、お土産はなしだよ。冥土で皆に謝ってね』 AYUは手にエネルギーを溜める。それを見て、マコトは言う。 『お前は人間なのか、それとも、ポケモンなのか?』 AYUは手をマコトに向ける。 『私は人間でもあるし、ポケモンでもあるんだよ。それじゃ、バイバイ』 その言葉を最後にマコトの意識は途絶えた。 次の日 私達はロケット団の占拠から逃れたので、フジさん達をポケモンハウスへと送り届けます 「落ち着いたら、もう一度、ここに来ます」 「来れたらでいいぞ。……達者でな」 「ええ」 「またね~」 「お世話になりました」 「さようなら」 私達はシオンタウン郊外に来ました。 「それじゃ、私達はここで」 「え、もう?」 「な~に、梓は私がいなくて寂しいの?」 「別にそういうわけじゃ……もう少し、おしゃべりとか」 「なにを言ってるの。あんたにはあんたのやることが。私には私のやることがあるのよ」 「……そうだね。じゃ、また会おうね、純、うい」 「また会おうね、うい、純ちゃん。今度会う時は私ももっと強くなってるよ」 「私ももっと、強くなるよ、お姉ちゃん。梓ちゃんもまた会おうね」 「それじゃ、またね」 私達は純たちと別れました。 「これから、どうするの、あずにゃん」 私の頭の上で聞いてくる、ゆい先輩。 「そうですね、とりあえずは、ヤマブキシティを目指します」 「……まさか、着いたら、ジム戦とか?」 「さすがに昨日の今日で、そんなことしませんよ」 「そうだよね。それじゃ、着いたら、遊びに……」 「昨日の戦いで、自分のレベルの足りなさを感じたので、特訓です!」 「ええ~、それはないよ~、あずにゃ~ん」 「冗談ですよ。とりあえず、ホテルで、寝たいですね。次の日はお休みにしましょう」 「わ~い、さすがはあずにゃんだね~」 私の頭を撫でてくる、ゆい先輩。本当は特訓もしなきゃいけないんですが……。 「えへへ~、久しぶりの休みだよ~」 まあ、ゆい先輩も喜んでいるからいいかな、と思い、ヤマブキシティへと向かいました。 「……ついてきてるんでしょ?」 私は足を止めて、振り返る。 「どうしたの、純ちゃん」 ういは不思議そうに聞いてくる。 「さっきから、ずっとつけられてるわね」 「え、嘘!?」 「そこに隠れてるのは分かってるから、出てきなさい」 木の中から、ポケモン……ゲンガーが出てくる。 「あなたは!?」 ういは驚いている。おそらく、このゲンガーは昨日、話していたポケモンなんだろうな。 「何で、ついてきたの?」 私はゲンガーに聞く。 「ゲンガ(仲間にしてくれ)」 「うい、なんて言ってるの?」 「な、仲間にしてくれって」 「……なんで?」 「ゲンガ(もう、1度だけ、あの、ツインテール達と戦いたいんだ。……それに)」 ゲンガーは一息いれて、何かを言う。 「ゲンガ(……いいトレーナーの元で戦ってみたいんだ)」 「えっとね、純ちゃん。ゲンガーは……」 私はういが言い切る前に、モンスターボールをゲンガーに当てる。そして、ゲットした。 「純ちゃん! どうして、ゲンガーをゲットしたの?」 「私達はそもそも、ゴースをゲットしにシオンタウンにきたからね。……それに」 「?」 「寂しそうな眼をしてたからね。さて、最後のバッチをゲットしに、トキワに行くかな」 「……純ちゃん、私、純ちゃんのポケモンになれてよかったよ」 「気持ち悪いこと言わないでよ、まったく」 シオンタウン編⑤ 「VSファイヤー③」 終了 51